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「生前整理」「老前整理」「遺品整理」「終活」、違いは何?

人生の前始末
人生の前始末

人生の終わりに関連する整理・片付けを表す単語は複数あります。

人生の終わりに関連する活動がブームになってから、いろいろな言葉が生まれました。

「生前整理」、「老前整理」、「遺品整理」、「終活」、など。

この記事では、内容や目的、タイミングなどそれぞれの用語の違いをご説明します。

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「遺品整理」「終活」「生前整理」「老前整理」、 違いは何?

非常にざっくりと分類すると以下の通りです。

  • 遺族が行うもの:遺品整理
  • 亡くなる本人が行うもの
    • 残された家族のために行うもの:終活、生前整理
    • 自分のために行うもの:老前整理

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

「遺品整理」とは

「遺品整理」とは、誰かが亡くなったあとに残された家族や親族が行うものです。

亡くなる本人が行うものではないという意味で、ほかの3つの単語とは決定的に違います。

遺品整理を行ったことがある方のほとんどが口にするのは、「二度とやりたくない」ということ。

実際に遺品整理を経験された方は理解できるでしょう。

遺品整理に関わり、その大変さを経験したからこそ、自分の死んだときに周りに迷惑をかけたくない、と自分が生きているうちの身辺整理を意識される方も多いです。

それほど遺品整理は骨の折れる作業です。

「終活」とは

「終活」とは、自らの死を意識して、人生の最期を迎えるための様々な準備や、そこに向けた人生の総括を意味する言葉です。

「人生の終わりのための活動」の略で、週刊誌『週刊朝日』が生みだしたと言われています。

「自らの死を意識して」とある通り、亡くなる本人が行います。

2010年頃から「終活ブーム」が起こり、2012年の新語・流行語大賞でトップテンに選出されました。

終活には以下のような事柄が含まれます。

  • お金や不動産など、財産の相続・処分に関すること
  • 葬儀やお墓に関すること
  • 身の回りのモノや社会的関係の整理
  • 介護や終末期医療に関すること

終活は、自分が死んだり、判断能力がなくなったりした場合に、周りの人に迷惑をかけないことを目的に行います。

終活を行う時期は特に決まってはいませんが、死を意識する年齢になってから、持病が悪化してから、介護が必要になってから、など人生の最終盤のタイミングで行われることが多いです。

「生前整理」とは

「生前整理」は、「終活」のひとつです。

自分自身が生きているうちに、身の回りのモノや財産を整理することを言います。

自分の所有物の整理、と理解すればよいでしょうか。

ただし、身の回りのモノを片付ける過程で自分の人生を振り返り、人生の最期である葬儀をプロデュース…などと謳っているサイトもあり、「終活」との違いはあいまいになっているようです。

生前整理も、残された家族のために行う片付けです。

生前整理を行う時期に特に決まりはありません。

以前は、終活と同じか少し前という感じでしたが、最近では「早ければ早いほど良い」という風潮が強まり、30~40代からの生前整理をすすめている場合もあります。

そのため、タイミングとしては次の項目で説明する「老前整理」と近くなってきています。

「老前整理」とは

「老前整理」とは、老いる前にモノを整理する、生活を整理するこを指します。

つまり(以前の)生前整理より早い段階で行うもので、身の回りのモノを片付けを主眼にしています。

「終活」や「生前整理」と違うところは、残された家族のために行うのではなく、「自分のために」行うということ。

人生の節目に、今までの自分の人生を整理(シンプル化)し、これからの自分の人生をよりよくすることを目指しています。

老前整理を行う時期について、提唱者である坂岡洋子氏は、夫の定年退職や子供の独立などの「人生の節目」をおすすめしています。

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まとめ:重要なのは今すぐ始めること

このサイトでは、自分が死ぬ前(できれば元気なうち)に、自分の人生が終わるときに起こりうる問題を片付けておく『人生の前始末』を目標としています。

『人生の前始末』は、「終活」「生前整理」「老前整理」のどれでもいいし、どれでもなくてもいいと思っています。

自分の取り組みやすい事柄、興味のある事柄からはじめる。どこから手をつけてもいい。

いつからはじめてもいい。若いうちにはじめられればラッキー。

自分のためでも、他人のためでもいい。結局はどちらのためにもなるはずです。

一番避けなければならないのは、「遺品整理」になってしまうこと。

そうならないためにも、思い立った「今」はじめることが重要です。

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