✓ ベトジェットエアの無料PCR検査は日本の入国審査に使えるの?
✓ ベトジェットエアの無料PCR検査の申し込み方法は?
✓ 実際のPCR検査はどんな感じ?
そのような疑問に答えます。
\この記事でわかること/
✓ ベトジェットエアの無料PCR検査の予約方法
✓ ベトジェットエアの無料PCR検査の実際の流れ
✓ ベトジェットエアの無料PCR検査結果の使い道
ベトジェットエア(VietJet Air)の無料PCR検査とは?
日本入国に「出国前72時間以内の検査証明書」が必須な現在、帰国前には必ず現地でPCR検査を受けなければなりません。
在ベトナム日本大使館のホームページには、ハノイ市内で日本入国にあたり必要な要件を満たす検査実施医療機関をいくつか掲載してありますが、1万円以上とかなりお高めなものが多いです。
そんな中、2022年7月現在、ベトジェットエア(VietJet Air)では国際線の乗客に無料でPCR検査を提供しています(おそらくベトナム発の国際便のみ)。
渡航費節約のためにも、ぜひベトジェットエアの無料PCR検査を活用しましょう。
日本の入国審査で使えるの?
日本の入国審査でも使えます。
MySOSアプリでベトジェットエアの無料PCR検査で取得した検査証明書を登録したところ、数時間後には「審査完了」となりました。
ベトジェットエア日本帰国便のチェックインカウンターも問題なく通過できました。
ベトジェットエア(VietJet Air)の無料PCR検査の予約方法
無料PCR検査の予約の流れは以下の通りです。
1. 追加サービスで無料PCR検査をつけたベトジェットエア航空券を購入する
まずはベトジェットエアの航空券を購入するのですが、その際に追加サービスで無料PCR検査をつけることになります。
ベトジェットエア公式HPで希望のフライトを検索しましょう。
USDでの支払いにすると円安の関係で高くつきますので、JPYに変更しておくとよいです。
検索結果が表示されますので、日時を確認し、希望の料金プランを選択して【次へ進む】をクリックします。
全てのフライトの料金プランを選択すると確認画面が表示されますので、問題なければ【次へ進む】をクリックしてください。
乗客情報を入力して、【次へ進む】をクリックします。
追加サービスの選択画面が表示されます。
デフォルトでPCR検査が選択されていると思いますが、念のためPCR検査の項目を開いてきちんと選択されているかどうか確認しておきましょう。
(※注意:有料の「旅行保険」も追加されていることがあるので、不要な場合は「結構です」を選択してはずしてください。)
ちなみに無料PCR検査がつけられるのはベトナム出国便だけです(日本からベトナムへの便では選択できません)。
また、画面右側の予約情報のサービス欄でもPCR検査が追加されているか確認できます。
後は支払い方法を入力して、【支払う】をクリックすれば航空券の購入手続きは終了です。
カード会員情報の「州/州」の項目でお住いの都道府県がない場合は「NA」を選択しましょう(おそらく「not applicable(該当なし)」という意味だと思います)。
ちなみに、支払いには「ユーティリティ料金」という手数料が1人1区間につき570円加算されます。
参照)ベトジェットエア 手数料および料金(9.Convenience service charge)
私はボーッとしていて支払詳細を見ておらず、支払いボタンを押した直後の画面で金額が高くなっているのに気づき「なんで!?怒」となりました。
2. 航空券の予約番号を使って、無料PCR検査のEバウチャーを取得する
航空券の予約が完了すると、登録したメールアドレスにPDFの旅程表が届きますので開いてください。
右上のほうに記載されている予約番号(Booking Number)をコピーし、中央付近にある「Here」をクリックしましょう。
PCR検査のEバウチャー発行ページが表示されます。
ベトナム語がわからない方は、ページ最上部のメニューから言語を英語に変更するといいです。
先ほどコピーした航空券の予約番号(英数字6桁)、姓名を入力し、【Continue】をクリックします。
無料PCR検査を追加した便には「Get it now」ボタンが表示されますので、クリックしてください(搭乗者ごと、フライトごとにクリックする必要があります)。
Eバウチャーが発行されると、以下の画面が表示されます。
Eバウチャーは、航空券を予約したときに登録したメールアドレスに送られてきます。
3. 無料PCR検査のバウチャーコードを登録し、検査の予約をする
航空券を予約したときの登録したメールアドレスに、無料PCR検査のEバウチャーが送られてきます。
(送信元:VJC Voucher Noreply、件名:Vietjet Air welcome 姓名 to the E-voucher XNVNKM!)
メールなかほどにあるバウチャーコードをコピーし、その下にあるURLをクリックします。
Healthy VietNam(検査予約サイト)が表示されます。
(以下はパソコンでの表示ですが、スマートフォン表示もほぼ同じです)
【Resistration for Airline Passengers】をクリックします。
ログイン画面が表示されますので、SMSが受信可能な電話番号を入力して【Continue】をクリックします(下図は日本の電話番号で登録する場合)。
SMSに6桁の認証番号が送られてくるので、ログイン画面に入力します。
認証番号の有効時間が3分と短いので、ゆっくりはできません。
さきほどコピーしたバウチャーコード(英数字10桁)とフルネームを入力し、【Continue】をクリックします。
予約したい検査場を検索します。
検査を受けたい都市をリストから選択してください(希望があれば地区や病院名なども選択)。
条件に合う検査場の一覧が表示されるので、希望の検査場の【Select】をクリックします。
(2022年7月2日時点で、ホーチミン市では9か所の検査場が選択可能でした)
カレンダーから希望の検査日を選択し、【Continue】をクリックします。
希望の時間を選択し、【Continue】をクリックします。
(検査可能時間や時間枠の設定は、検査場により異なります)
私が予約した時点ではどの検査場もほぼ全ての枠で空きがあり、好きな日時に予約ができそうな状況でした。
個人情報を入力します。
デフォルトでは下図のようになっていますので、各項目を埋めていきましょう。
メールアドレスの入力は任意になっていますが、検査の予約完了や検査結果のお知らせを送ってきてくれるので入力することをおすすめします。
後半の住所部分が曲者です。
国籍を「Japanese」に変更すると、Permanent Residence(本籍)部分の但し書き「外国人の場合~」が消えるという謎仕様。
しかし、登録できるのはベトナム国内の住所のみ。
システムのミスだと思うことにして、「Permanent address in your country」には滞在先ホテルの住所を入力します。
その下の「Current residence」にも、同様に滞在先ホテルの住所を入力しました。
(Room Number:チェックイン前でわからない場合は「0」を入力)
【Continue】をクリックすると、検査予約が完了するはずです。
(このあとの画面をキャプチャしていませんでした…)
個人情報入力画面でメールアドレスを入力していた場合、QRコードつきの予約確認メールが送られてきますので確認してください。
これで無料PCR検査の予約は完了です。
おつかれさまでした。
注意:無料PCR検査の検査場が突然なくなることも!?
ベトジェットエアの無料PCR検査が受けられる検査場は、その時々で変更されているようです。
2022年6月下旬、ホーチミン市内に多数あった検査場が突然減り、5か所になったとの情報がありました。
減らされた検査場で予約をしていた方が検査を受けられず、別の検査場で有料の検査を受けることになったとも聞きました。
2022年7月上旬現在、ホーチミン市内の検査場は少し増えて9か所になっています。
予約していた検査場が急になくなってしまうリスクを考えると、あまり先の予約は避け、日程が近づいてから(できるだけ直前に)検査予約したほうがよさそうです。
ベトジェットエア(VietJet Air)の無料PCR検査を実際に受けてみた
日本入国には出国前72時間以内の陰性証明が必要ですが、PCR検査の結果が出るまでに最大1日程度かかる可能性を考えると、帰国前日にはPCR検査を受けておかなければなりません。
今回私は1泊2日の予定でベトナム入りしたため、ベトナム入国直後に無料PCR検査を受けることにしました。
無料PCR検査当日
ベトジェットエアの遅延率は100%(笑)との情報を目にしていたため、余裕をもった時間枠でPhu Nhuan(フーニャン)地区にある「Diag」 に予約を入れました。
案の定飛行機は40分遅れで到着、入国審査にも手間取り、ようやくベトナム入国。
それでも、時間に余裕をもって予約していたおかげで、Diagには予約の30分ほど前に到着しました。
店舗には4人ほどお客さんがいましたが、カウンターはすぐに空き、数分で自分の順番が回ってきました。
カウンター内にいる看護師さんに、スマホで検査予約のQRコード画面を見せます。
パソコンに向かってパチパチと何かを入力する看護師さん…
(予約時間より早い来院については全く気にしていない様子)
しばらくすると検査票らしきものを印刷し、数枚の検査用バーコードを貼りつけて手渡されます。
記載してある名前や生年月日パスポート番号などに間違いがないか確認して、奥の検査室に行くよう指示されます。
検査室に入ると、綿棒で鼻をグリグリされて検査終了。検査室を出されます。
カウンターに戻り、検査結果について聞くと「結果はメールで送る」とのこと。
紙の検査証明書が欲しいと伝えたところ「明日の営業時間内に取りに来て」と言われ、店を出ました。
(ちなみに、Diagフーニャン店はなんと朝5:30~夜21:00まで営業しているそうです)
Diagにいた時間は10分程度だったと思います。
無料PCR検査当日の夜
検査から約7時間後、登録したメールアドレス宛に検査結果が出たことを知らせるメールが届きました。
検査結果が出たら、Healthy VietNamからPDFの検査証明書を取得することができます(後述)。
早めにMySOSアプリに登録して、審査完了しておきましょう。
無料PCR検査翌日
検査翌日、紙の検査証明書をもらうために昨日訪れたDiagに向かいました。
カウンターでQRコード画面(検査結果メール)を看護師さんに提示します。
パソコンでカチカチ作業して検査結果を印刷、数か所に印鑑を押して手渡されました。
記載された名前や生年月日、パスポート番号などに誤りがないか確認して、問題なければミッション終了です。
紙の検査証明書をもらうのにかかった時間は5分ほどでした。
ベトジェットエア(VietJet Air)の無料PCR検査結果の使い道
MySOSアプリで「出国前72時間以内の検査証明書」として使う
さきほど紹介した検査結果が出たことを知らせるメールを開き、下部の【Click here】ボタンをクリックします。
Healthy VietNamの検査結果ページにジャンプします。
ページ中ほどの「Result」部分に検査結果が記載されています(下図では陰性)。
下部の【Print the results with the Ministry of Health Form】をクリックします。
ベトナム保健省様式の検査証明書がPDF形式でダウンロードされました。
これをMySOSアプリに「出国前72時間以内の検査証明書」としてアップロードします。
その他、mySOSアプリに登録する情報は以下の部分です。
①採取をした日・時刻:現地時間でOK、DD/MM/YYYYの順なので注意
②検査の種類:核酸増幅検査(RT-PCR法)
③検体採取法:Nasopharyngeal Swab → 鼻咽頭ぬぐい液
Saliva → 唾液
日本時間深夜3時過ぎにアップロードしたところ、約4時間後に「審査完了」となりました。
日本への入国便のチェックインカウンターで使う
日本に向かう便のチェックインカウンターでは、日本入国に必要な検査証明書(出国前72時間以内のPCR検査が陰性であることを示す検査証明書)の提示を求められます。
有効な検査証明書を所持していない場合、航空機への搭乗を拒否されます。
Healthy Vietnamで取得したPDFの検査証明書をスマートフォン上に表示して係員に見せたところ、問題なくチェックインできました。
PDFの陰性証明でいいのかという問題については係員によって対応が変わる可能性もありますので、念のため紙の検査証明書も用意しておいたほうが安心だと思います。
mySOSアプリの確認はありませんでした。
外部予約サイトで予約した航空券に無料PCR検査を追加できるのか?
Trip.comやエアトリで購入したベトジェット航空券に無料PCR検査を追加できたという情報がちらほらあります。
しかし、予約サイトによっては無料PCR検査が受けられない場合もあるようです。
追加サービスで無料PCR検査をつけることはできるが、Eバウチャーの発行手続きを行っても、バウチャーコードを記載したメールが送られてこないという事象が発生しています。
これは、予約サイト経由で航空券を購入した場合、予約サイトのメールアドレスがベトジェット側に登録されていることが原因のようです(無料PCR検査のEバウチャーは航空券購入時に登録したメールアドレスに届く仕様になっているため)。
【追記】Eバウチャー発行前であれば解決できるかもしれません。
すでにEバウチャーを発行した(けどバウチャーコードが届かなかった)場合は、残念ながら諦めるしかなさそうです。
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