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米国の政策金利、今後どうなる?市場の予想を知る方法【CME FedWatch Tool】

じっちゃまの教え
じっちゃまの教え

✓ 次回のFOMCで政策金利がどうなるか、事前に知る方法はある?

✓ FedWatch Toolの見方を教えて!

そのような疑問に答えます。

\この記事でわかること/

✓ 米国政策金利の今後の見通しを知る方法
✓ CME FedWatch Toolの見方・使い方

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米国の政策金利の見通しを知ることの重要性

政策金利の変更は、為替や債券、株式などあらゆる金融商品に大きな影響を与えます。

アメリカの政策金利は、フェデラル・ファンド金利(Federal Funds Rate、略してFF金利、FFレート)とも呼ばれます。

一般に、政策金利の引き上げ(利上げ)は、株価に悪い影響を及ぼします。

金融機関は以前より高い金利で資金調達しなければならないため、企業や個人へ融資するときの金利を引き上げます。

そうすると、企業は運転資金や設備投資に必要なお金を調達しにくくなりますし、個人はローンを組みにくくなるため車や住宅購入など消費を控えるようになり、経済活動が抑制されていきます。

その結果、企業業績が低迷することへの不安が高まり、株価は下落する傾向があります。

したがって、政策金利の動向(特に利上げ)に関しては、多くの投資家が注目しています。

米国の政策金利はFOMCで決定される

米国の政策金利は、FOMC(Federal Open Market Committee;連邦公開市場委員会)で決定されます。

FOMCは、米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)が開催する会合で、米国の金融政策を決定する最高意思決定機関です。

FRBの理事7名と地区ごとの連邦準備銀行総裁5名で構成されており、約6週間ごとに年8回定期的に開催されるほか、必要に応じて随時開催されます。

声明文はFOMC開催最終日(米東部標準時間14時頃)に公表、議事録は政策決定日(FOMC開催最終日)の3週間後に公表されます。

政策金利の変更を予測することはできるのか?

先ほども述べた通り、政策金利の変更が金融市場に与える影響は大きく、突然の/急激な政策金利変更は市場に混乱をもたらします。

そのため、政策金利を変更する場合には、前もって中央銀行が将来の金融政策の方向性について指針を示すことが多くなっています(「フォワード・ガイダンス」)。

また、GDPや雇用統計、ベージュブック、FOMC議事録(ドット・プロット)、FEDウォッチャーと呼ばれるジャーナリストのレポートなどからも、今後の政策金利の動向を予想することができます。

それでも、変更時期や変更幅、ペースを正確に予測することは難しいものです。

米国政策金利に関する市場予想がわかるFedWatch Toolとは?

今後の政策金利の動向を予測するのにおすすめなのが、CME FedWatch Toolです。

FF金利には先物が存在し、世界最大規模のデリバティブ(金融派生商品)取引所であるCME(Chicago Mercantile Exchange;シカゴ・マーカンタイル取引所)で取引されています。

先物取引とは、「将来のあらかじめ定められた期日(限月)に、特定の商品(原資産)を現時点で取り決めた価格で、売買する事を約束する取引」のことです。

30日FF金利先物の場合、毎月が限月となり、各限月における日次のFF実効金利の平均値が原資産となっています。

将来のFF金利の水準を想定して取引されるため、30日FF金利先物価格は米国の政策金利に関する市場の見通しを反映しているといえます。

たとえば、ある限月のFF実効金利が平均で3%になると予想されれば、取引価格は97(=100-3)となります。

政策金利の目標レート≒FF実効金利と考えられますので、任意の限月における取引価格を見れば、その月の政策金利の市場予想をある程度知ることができるというわけです。

この30日FF金利先物の価格データをもとに、任意のFOMCにおける政策金利変更の確率を計算し、公開しているのがCME FedWatch Toolというサイトです。

CME FedWatch Toolの見方・使い方

ここからは、CME FedWatch Toolで使用頻度が高いと思われるページについて、見方・使い方を解説します。

まず、CME FedWatch Toolのサイトにアクセスしましょう。

ページトップには、次回のFOMC会合までの時間がカウントダウン形式で表示されています。

その下にあるのが、FedWatch Toolです。

FedWatch Toolでは、左側のサイドバーから見たいメニューを選択できます。

①次回のFOMCでの政策金利の予想を知りたい場合

「次回のFOMCで政策金利がどうなるかだけ分かればいい」という方は、最初に表示されているページをチェックすればOKです。
(デフォルト画面:[Current]メニュー+直近のFOMC開催予定日)

[Current](現在)メニューでは、今後のFOMCで政策金利がどうなるのか、現時点での市場の予想を確率で示してあります


出典:CME FedWatch Tool

それぞれの部分について説明します。

①今後予定されているFOMC開催日をタブから選択できます。
 一番近い開催日が左端に配置されており、デフォルトで選択されています。
 …「日/月/年」表示 例)4 522 → 2022年5月4日

②選択した日に開催されるFOMCで決定される政策金利の水準について、予想される目標レートとその確率が棒グラフで示されています。

上部中央に表示されている「現在の目標レート」から、予想される変動幅を計算できます。

上の図では、市場参加者のほぼ全員が「2022年5月4日のFOMCにおいて、政策金利は0.75~1.0%になる(0.5%の利上げ)」と考えていることがわかります。

③「現在の政策金利」を基準にして、選択したFOMC開催日における政策金利の見通しが確率で示されています。
 ※各FOMC開催日における変動の確率ではないようです。

これをみると、市場は「2022年5月4日のFOMCにおける政策金利は、現在の政策金利より確実に引き上げられる」と考えているとわかります。

④下段には、選択したFOMC開催日において予想される目標レートとその確率について、現在、1日前、1週間前、1ヶ月前のデータの推移をみることができます。

1ヶ月前には0.25%利上げする確率が30%、0.5%利上げする確率が60%でしたが、1週間前には0.5%利上げする確率が99%となっており、0.5%の利上げを市場が徐々に織り込んできたことがわかります。

同様のデータ推移は[Compare]メニュー、または、より詳しいものを[Historical]メニューで見ることができます(後述)。

②政策金利予想の推移を知りたい場合

任意のFOMC開催日における政策金利予想がどのように推移してきたか、FedWatch Tool内の3つのメニューで知ることができます。

  • [Current](現在)の④部分(前述)
  • [Compare](比較) …じっちゃま(広瀬隆雄氏)の解説に出てくるタイプ
  • [Historical](過去)

ここでは、一番詳しくて直感的に理解できる[Historical]メニューについて、見方を解説します。

左側のサイドバーで、[Historical]を選択します。

[Historical](過去)メニューでは、任意のFOMC開催日において予想される政策金利とその確率の推移を、グラフで見ることができます。

上段のタブで、過去数回分と今後予定されているFOMCの開催日を選択できます。

選択したFOMC開催日において予想される目標レートとその確率について、どのように推移してきたか積み上げ折れ線グラフで表示されています。
(データは選択したFOMC開催日当日まで更新されます)

一番上にある[Show stacked area chart]をクリックすると、表示形式を積み上げ面グラフに変更できます。
個人的には、面グラフのほうが視覚的にわかりやすくて好きです。

その右にある[Ranges](範囲)で、グラフに表示する目標レートを選択することができます。

③今後の政策金利の見通しを長期で確認したい場合(時期/幅/回数)

今後の政策金利について長期での見通しを知りたい場合、[Probabilities]メニューがおすすめです。

[Probabilities](確率)メニューでは、今後のFOMC開催日における政策金利予想とその確率を一覧で見ることができます。

最初に説明した[Current]画面で今後のFOMC開催日をひとつずつ確認してもいいのですが、こちらのほうが一気に確認できるので便利です。

左側のサイドバーで、[Probabilities]を選択しましょう。

中央に、今後のFOMC開催日において予想される目標レートとその確率が一覧になっています。

各FOMC開催日で、現時点で一番確率の高い(市場コンセンサス)目標レートが水色で示されています。

この水色のブロックを追えば、市場が予想する今後の政策金利の動き、たとえば利上げのタイミングや利上げ幅、利上げの回数などを把握できます。

3つ目の表の確率は、[Current]画面と同様、現在の政策金利を基準にした変動確率を示しています。

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