
✓ Rank Trackerに表示される「可視性」って何?
✓何をもとにして、どういう計算で求めてるの?
✓可視性って何か役に立つの?
そのような疑問に答えます。
\この記事でわかること/
✓ Rank Trackerの「可視性」とは何か
✓ Rank Trackeの「可視性」の計算方法
Rank Trackerの「可視性」って何?
Rank Trackerの「可視性」とは、検索結果ページでの目につきやすさの指標
Rank Trackerにおける「可視性」(英語表記で「Visibility」)とは、「サイトがキーワードの検索結果上位30件でどのくらい良い順位に入っているか」を示しています。
検索結果ページでの目につきやすさ、露出度と考えると分かりやすいかもしれません。
これは、有効になっているすべての検索エンジンでの各キーワードの検索順位によって決まります。
なぜ検索結果上位30件??
Googleは、検索キーワードに対して最大1,000件の結果を返します。
しかし、インターネットユーザーの注意を引くのは3%、つまり、検索結果の最初の3ページに表示される30件のみであることが、多くのユーザー行動調査から分かっています。
最初の3ページまでに適切な結果が得られなかった場合、ユーザーが4ページ目以降を閲覧する可能性は低いです。
サイトが検索結果の上位30件に入っていれば、検索ユーザーがあなたのサイトをクリックする可能性は高くなります。
そして、上位30件のうち上位になればなるほど、より多くの人の目につきやすくなり、より多くの訪問者を獲得することができます。
Rank Trackerの「可視性」の計算方法は?
検索結果の各順位に対して、1位を30ポイントとして、2位 29ポイント、3位 28ポイント … 30位 1ポイントまで可視性ポイントが与えられます。
可視性は次の式で求められます。
可視性スコア(%)=可視性ポイント÷30×100

複数の検索エンジンでキーワードを追跡している場合、各検索エンジンの順位に対する可視性ポイントの合計を(30×検索エンジンの数)で割り、それに100をかけたものが可視性スコアになります。
Rank Trackerの「可視性」について考えてみた
ここからは、Rank Trackerの「可視性」について個人的に考えたことを書いていきます。
個人的には、可視性をあまり重要視する必要はないかな…という結論に至りました。
可視性が高い=PV数が多い ではない
可視性が高いページ=PV(ページビュー)数が多いページ、とは限りません。
少し考えればわかることですが、月間の検索ボリュームが100以下のスモールキーワードで検索1位(可視性100%)のページより、月間検索ボリューム10万以上のビッグキーワードで検索30位(可視性3%)の方がPV数は多いはずです。
したがって、可視性を上げることに重点を置いても、PV数はあまり伸びないという結果に終わる可能性があります。
可視性スコアは他人と比較しても意味がない
ネット上で他のRank Tracker利用者の可視性スコアを目にした際、自分の可視性スコアがその人に比べてはるかに低かったとしても気にする必要はありません。
可視性スコアは、使い方次第でいくらでも上げたり下げたりできる数値です。
例えば、4~5単語を使ったロングテールキーワードばかりを登録すれば、簡単に検索上位に入ることが可能ですから、可視性スコアを上げることができます。
検索順位1位を獲得しているキーワードと似たようなキーワードを複数登録した場合も、同じページが上位に入っている可能性が高いでしょうから、可視性スコアは上がります。
逆にビックキーワードばかりを登録していれば、上位30位に入ることは至難の業ですので、可視性はかなり低い数値になるでしょう。
使用する検索エンジンの数を増やすと各検索エンジンでの検索順位にバラつきが出ますので、可視性は低くなる可能性があります。
人によってRank Trackerの使用環境・使用するときの考え方は異なるため、可視性スコアを他人と比べることに意味はないように思います。
可視性が急激に下がったときは要注意?
Rank Trackerをしばらく使っていると、自分のサイトの可視性スコアがだいたいどの程度かわかってきます。
そのスコアが急激に下がってきたとしたら、Googleのコアアルゴリズムアップデートの影響を受けた可能性が考えられます。
コアアップデートに関する情報を探してみたほうがいいかもしれません。
キーワードの選定が適切であるかを判断する材料にはなるかも??
自分のサイトの可視性スコアが極端に低い場合、キーワードの選定が不適切である可能性を考える必要があるかもしれません。
記事の質が低い場合は別ですが、それなりのボリューム・内容の記事で、投稿からある程度の時間が経過していても可視性が上がってこないという場合は一考の余地がありそうです。
検索ボリュームの大きさはもちろんですが、検索上位に並んでいるのサイトのドメインパワーが非常に高いなど、自分のサイトの身の丈に合わないキーワードを狙っている可能性があります。
その場合、そのキーワードにもう1単語足して細分化したキーワード(ロングテールキーワード)を選定しなおし、それに対する記事を書くなどしてみると方向性が見えてくるような気がします。
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