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財産情報を整理しよう!目標の確認と事前準備

財産に関すること
財産に関すること

このサイトでは、自分が死ぬ前、元気なうちに、自分の人生が終わるときに起こりうるさまざまな問題を片付けておくという意味で、『人生の前始末』という言葉を使っています。

さて、今から実際に財産情報をまとめていくことになりますが、具体的に何をやればいいか理解していますか?

最終目標を確認することで、自分のすべきことがはっきりし、作業がはかどるようになります。

この記事では財産情報をまとめるときの目標と、事前準備の注意点について説明します。

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財産情報の整理、何をどこまでやればいい?

まず、財産情報をまとめるにあたって、自分がどこまでやるべきか目標をおさえておきましょう。

財産情報をまとめるときの目標
  1. 財産情報をまとめた一覧表(財産目録)を作成する
  2. 重要書類と財産目録を一ヶ所にまとめて保管する
  3. 万一のときのために、家族に保管場所を伝えておく
  4. 財産目録を定期的に更新する
  5. (上級編)だれに何を継いでもらいたいか考える
  6. (上級編)正式な遺言書を作成する

最初の目標は1~3までを完了することになります。

その後、定期的に(年に1回程度)4を行っておけば、残された家族が困ることはないでしょう。

「1. 財産目録を作成する」ためには、財産の種類ごとに以下の3つのステップが必要です。

  1. 資料となる書類などを集める(あつめる)
  2. 情報を一覧に書き出す(書きだす)
  3. 内容を見直し、必要があれば整理する(整理する)

上級編として、相続のことが心配な方は5や6を検討しましょう。

ただし、あなたの意志や遺言書の内容がそのまま実行されるとは限りません。

相続はもめるものと考えていたほうがよいです。

財産情報の整理を行う前の準備について(注意点)

ファイリング用品は買わない

「重要な書類を1か所にまとめましょう」というと、まとめた書類をいれておくためのファイリング用品(プラスチックケースやファスナー付ケースなど)を先に買ってこようとする方がいらっしゃいます。

何事も形から入りたいって方、いますよね。

やめてください。

『人生の前始末』は、これから行う財産情報の整理だけではなく、モノの整理もあります。

モノの整理において最も重要なことは「モノを増やさない」ことです。

家の中を見回してみてください。モノ、モノ、モノであふれていませんか?

『人生の前始末』がモノの整理まですすめば、溜めこんでいる大量のモノの中から、一つは適当なファイリング用品が出てくるはずです。

現時点でめぼしいものがなければ、とりあえずはお菓子の空箱にでも入れておきましょう。

どこかから送られてきた、A4サイズの郵便封筒でもいいです。

ばらばらにならないようにまとめておくことが目的ですから。

運よくちょうどよいファイリング用品が手元にあるという方は、それを使ってください。

モノの整理が一通り終わっても、適当なファイリング用品が見つからなければ、そのときにはじめて購入を検討しましょう。

最初は適当な紙に書いてOK

財産目録を作ると聞くと、「エンディングノートに財産を書きこむ欄があるって聞いた。本屋さんで買ってこよう」と考える方がいらっしゃいます。

その必要はありません。

すでにエンディングノートを持っていたとしても、最初からエンディングノートに書き込むのはおすすめしません。

財産情報をまとめるという作業は、自分の財産を把握し、要・不要を判断し、整理・処分・解約するなどの過程を含みます。

特に、はじめて財産情報をまとめる場合は、最初に作った一覧表からどんどん変わっていく可能性が高いです。

最初からボールペンでエンディングノートに書き込んでいたら、修正だらけでぐちゃぐちゃになってしまいます。

「他の紙類と混ざってどこに行ったか分からなくなった」ということにさえならなければ、とりあえずチラシの裏やメモ帳に書いていただいて構いません。

チラシだと失くしてしまいそうという方は、手持ちの大学ノートや大判の手帳でもいいと思います。

エンディングノートをお持ちの方は、必要な部分をコピーして使ってもよいでしょう。

パソコンが得意であれば、Excelなどで作るのもよいと思います。

その場合、データの保管場所には十分注意してください(他人が簡単にみられる場所、クラウドなどへの保管はやめましょう)。

保管場所をきちんと決めておく

防犯に十分留意して、重要書類と財産目録を保管しておく場所を決めてください。

作業した後は、毎回必ずその場所に全て戻す習慣をつけましょう。

貸金庫での保管を考える方もいらっしゃるかもしれませんが、すぐに開錠出来ない場合がある(別記事で解説予定)ので、死後すぐに確認すべき書類は貸金庫に入れないほうがよいかもしれません。

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